数学コラム

コラム
2024年11月4日
数学の成績が伸びない生徒に多い9つの残念なパターン

「勉強しているのに、なんで成績が伸びないんだろう…」

「ネットで調べて“良い参考書”はいっぱい使ってるのに…」

医学部・難関大を目指しているのに伸び悩む高校生には、実は“共通する「失敗パターン」があります。努力が足りないのではなく、努力の向きがズレている。あるいは、伸びる設計(順序・方法・確認)になっていない。これが原因で、同じ時間をかけても結果が変わってしまいます。

難関大志望の受験生とマンツーマンで向き合ってきたTHE MATHでは、成績が伸びない生徒に多い「残念なパターン」を9つに分類して整理しました。もし1つでも当てはまるなら、今の時点で“気づけたこと”が最大のアドバンテージです。受験は、早く軌道修正した人から勝ちます。

【パターン①】進学校ゆえのプライドが高く、基礎が不十分なのに「応用問題」を好んでしまう

「過去問対策が不十分なせいで合格点に届いていない」
「応用問題の演習不足だから伸びない」

こう考えている進学校の受験生は多いですが、伸び悩みの原因がそこではないケースがかなりあります。

学力診断で基礎学習が不足していると分かっているのに、基礎固めを避けたまま「もっと高度な受験対策をしてください」と塾側に求める。これは、典型的な“伸びないループ”です。基礎学習は地味で、即効性がなく、労力もかかります。だからこそ、プライドが邪魔をして着手できない。しかし大学受験で求められているのは、基礎問題を「解ける」ではなく「当たり前に解ける」水準まで習熟させることです。

基礎が曖昧な状態では、問題を何度解いても新しい知識が積み上がりにくくなります。入試問題は、基本事項の積み上げで作られています。土台が弱いまま難問に取り組むと、解法の暗記に流れ、再現性が崩れ、初見で崩壊します。結果として「努力してるのに伸びない」という最悪の体験だけが残ります。

進学校ゆえのプライドが邪魔している限り、成績は伸び悩み続けます。受験は“かっこよさ”ではなく、“合格点”がすべてです。基礎をやり直せる人が、最後に勝ちます。

【パターン②】理系科目の知識を「原則的」「体系的」に学べていない

「青チャート3周したのに、偏差値が伸びてないんです」
「問題集を完璧にしたのに、模試が解けません」

入塾面談で何度も聞くセリフです。問題集を回した“量”はあるのに、点に変わらない。これは教材が悪いのではなく、学び方が“原則・体系”ではなく“作業・暗記”になっている可能性が高いです。

たとえば数学なら、定義・公式・定理が「いつ」「なぜ」「どういう条件で使えるのか」が整理されていないまま、解法パターンだけを増やしていく。物理なら、法則(運動方程式、エネルギー、運動量など)の意味や前提条件が曖昧なまま、典型問題の形だけを覚えていく。これだと初見で少し形が変わっただけで崩れます。

基礎学力のない生徒が、いきなり問題集を3周しても、結局は「訳も分からず丸暗記する」しかありません。「模試では解けない」「初見の問題が解けない」という症状が出ている人は要注意です。背景となる定義・定理・基本法則を体系的に理解し、きちんと“考えて”解く訓練に戻る必要があります。遠回りに見えて、これが最短です。

 【パターン③】満点を目指すかのような、網羅的な勉強の仕方をしてしまう

「人気の問題集・参考書を使っているが、解くべき問題が分かっていない」
これは伸び悩む受験生の“あるある”です。

まず必要なのは、重点的に学ぶべき分野・領域を把握することです。大学受験は、全ての問題を解かなければいけない試験ではありません。試しに志望校の合格者平均点を調べてください。おそらく、想像していたより低いはずです。つまり、受験戦略は「満点を狙うゲーム」ではなく、「合格点を取りに行くゲーム」です。

「受験校に必要な準備はどの程度か」「どの教材をどこまで仕上げる必要があるのか」。これが不明瞭なまま勉強すると、合格に不要な学習を大量に積み上げてしまいます。「医学部だから最低限、手元の問題集を3周しておこう」といった大雑把な戦略は危険です。時間には上限があります。だからこそ、合格に直結する範囲を優先し、“正解すべき問題”に絞って仕上げる必要があります。

また、同じ問題を何度も解き直すことにも慎重になるべきです。復習は重要ですが、目的のない反復は伸びません。「なぜ解けなかったか」「どの知識が穴か」「次に同型が出たらどう見抜くか」まで整理して初めて、復習が“資産”になります。受験は、学習内容を戦略的に取捨選択できる人ほど強い。「捨てること」を恐れず、合格点に届く精度で固める。この発想が重要です。

 【パターン④】ネットで人気の勉強法をしたがる(思考力が鍛えられない方法を高校生は好みがち)

プロ講師が原因を洗い出し、適切な宿題を指示しても、頑なに取り組まない生徒が一定数います。表向きは受け入れても、内心では納得していない。すると講師は、指導内容の正しさを理解させるために“証拠集め”から始めることになり、時間が奪われます。これは個別指導として最ももったいない状態です。

最悪のケースは、最後まで納得できずに「ネットで人気の勉強法」を踏襲したり、「質問に答えてくれればいい」というスタンスで受講することです。本来、経験豊富なプロ講師の最大の価値は、生徒の現状(理解度・癖・弱点)に応じて、最短で伸びる学習設計を組むことにあります。そこを拒むと、結局“失敗するまで待つ”ことになってしまいます。

一方で、学力が多少低くても素直な生徒が最後まで伸び続けるのは、プロ講師の指導を疑わずに実行し、検証し、修正できるからです。ネットに落ちている「問題集の手順」や「とにかく3周」などは、初学者ほど魅力的に見えます。しかし、思考力が鍛えられない方法を選んだ瞬間、上位校の入試では頭打ちになります。

 【パターン⑤】生徒に合わない学習法なのに、親が生徒に強要してしまう

稀に、親御様自身が指導内容について議論を求めてくることがあります。「親の考えた通りに指導してほしい」「納得するまで説明してほしい」。お気持ちは理解できますが、この姿勢では大学受験指導はうまくいきません。

指導方針には様々な理論がありますが、「この生徒には今どれが最適か」を判断できるのは、講師が長年積み重ねた経験があるからです。その経験が共有されない状態で、親御様を“完全に”納得させるのは現実的に難しい。説得に労力を割きすぎると、指導の柔軟性が失われ、成果が頭打ちになります。

さらに問題なのは、生徒本人が「自分の学習は自分で引き受ける」という当事者意識を失ってしまうことです。受験は最終的に本人が解く戦いです。親が舵を握りすぎると、伸びるために必要な“自己修正力”が育ちません。アシリでは、学習の主語を生徒に戻せないケースは、残念ながらお断りすることもあります。

 【パターン⑥】教材の「正しい順番」さえ分かれば伸びると思っている

「やる教材の手順さえわかれば成績が伸びる」
「授業より問題演習がすべて」

一部正しい面もありますが、医学部・難関大を前提にすると不十分です。同じ教材を3周しても、人によって成果がまったく異なる。個別指導をしていると、その差が手に取るように分かります。そして原因は、思いのほか単純なことが多いのです。

たとえば、教科書(文章)がきちんと読めていない。理解せずに丸暗記している。単語レベルの暗記精度が低い。分かっていないのに、分かったことにして進む(無自覚)。こうした“根本の詰まり”があると、教材を増やすほど成果との乖離が広がります。

高校受験や難易度の低い大学なら、手順頼りでもなんとかなってしまうことがあります。しかし医学部・難関大は、勉強の“質”が問われます。先輩の合格ルートを真似して問題集を買い集める前に、自分がどこで詰まっているかを特定し、そこを直す設計に切り替える必要があります。

 【パターン⑦】過去問(赤本)を直前期に「力試し」で解こうと思っている

「同じ問題は2度と出ませんから」
「もったいないので赤本は最後まで残しておきたい」

この考え方は、受験の勝ち筋を外しやすいです。過去問演習の最も効果的な使い方は、力試しではなく“学習の指針を立てるため”に使うことです。

合格するためには合格最低点を上回ればよく、満点を取る必要はありません。逆に満点を目指して隅々まで神経質に勉強しようとすると、1年で終わらないどころか、必要な範囲の完成が遅れて点数が伸びません。

だからこそ、赤本を早めに解き、現状分析をして、優先順位をつけ、学習計画を組み替える。この“設計のための過去問”が重要です。過去問は浪費するものではなく、最短で合格点に向かうための羅針盤です。

 【パターン⑧】医学部・難関大合格に必要な学習量を知らず「本気を出せば間に合う」と思っている

「部活を引退した後、本気でやれば高校受験みたいに間に合う」
「理科は学校の進度に合わせれば大丈夫」
「高3で全部精算して受験一色にすれば難関大も夢じゃない」

このような考え方だと、基礎固めすら終わらないのが現実です。大学受験、とくに医学部・難関大は、知識量だけでなく“再現性ある思考力”まで仕上げる必要があります。つまり、仕上げる対象が多い。だから必要量は想像以上になりやすいのです。

大切なのは、根性論ではなく「現在地」と「合格までに必要な距離」を早期に把握することです。いつまでに何をどこまで仕上げるのか。自分の弱点がどこで、どの順序で直すのか。これを言語化できた瞬間に、勉強は急に前に進みます。アシリでは、ここを最初に一緒に整理します。

 【パターン⑨】理系科目で思考力のトレーニングをする発想がない

「考える時間は無駄。3分考えて分からなければ解答を見た方が良い」

理系科目で“考えること”を軽視する風潮があります。高校受験や定期テストで、丸暗記で切り抜けた成功体験があると、そうなりやすい。しかし大学受験では通用しません。基本知識を使い、条件に応じて論理を組み立てる練習が必要です。

同じ問題を何度も復習する学習だけでは、思考力は伸びにくいです。「1時間あたりに何題解けた」と量で管理している受験生も要注意。量が悪いのではなく、量だけで判断してしまうことが危険です。大事なのは「解けない原因はどの知識の未習熟か」「どの読み違いが起きたか」「次に同型を見抜く視点は何か」を振り返り、穴を埋めていくことです。

医学部・難関大入試の理系科目は、丸暗記では対応できない高度な思考を求めます。条件に合わせて論理を正しく並べる力は、思考トレーニングでしか身につきません。ここを避ける限り、偏差値は一定以上伸びません。

先人のよくある失敗パターンを防ぐTHE MATHの攻めの個別指導

大学受験の失敗の主な9パターンどうでしたか。

これまで数百名の受験生を指導してきた経験からまとめたので、あてはまることがあったのではないでしょうか。このような失敗を事前に学んでおくことで、早い段階で軌道修正をすることができます。ハッとさせれられるような項目があれば、今後忘れずに注意しましょう。

数学専門塾塾のTHE MATHでは、このような失敗パターンに陥らないよう講師との連携した、攻めの個別指導、コーチングなどの仕組みがあります。 学習した分だけ成果が出るようプロ講師が業界最長の120分マンツーマン指導を体験してみませんか。

少数精鋭の塾の為、無料での体験授業は実施していません。現在は、通常11,000円(税込)の体験授業をキャンペーン価格の5,500円でおこなっています。

興味のある方のお申込みをお待ちしております。

トップに戻る

ホーム > 数学コラム